早稲田大学グローバルエデュケーションセンター(GEC)リーダーシップ開発のシラバス(2020年度版)です。
1.リーダーシップ開発 :理論とスキル 科目担当者/科目名称
1-1.科目名称
2020年度の「リーダーシップ開発:理論とスキル」は同内容のカリキュラムを春クォーター3クラス(01、02、03)、秋クォーター3クラス(04、05、06)、合計6クラス開講します。
- リーダーシップ開発:理論とスキル 01
- リーダーシップ開発:理論とスキル 02
- リーダーシップ開発:理論とスキル 03
- リーダーシップ開発:理論とスキル 04
- リーダーシップ開発:理論とスキル 05
- リーダーシップ開発:理論とスキル 06
1-2.科目担当者氏名
科目担当者はクラスごとに異なります。「3.リーダーシップ開発開講スケジュール」を参照ください。
2.「リーダーシップ開発:理論とスキル」科目内容
この「理論とスキル」は「リーダーシップ開発」授業シリーズの最初の科目で、あとの科目の前提科目となる最も基本的な科目です。春クオータと秋クオータに同内容で開講しますので、都合のよいほうを履修してください。「リーダーシップ開発」授業シリーズでは、どんな立場にいても発揮できる、世界基準になりつつある新しいタイプのリーダーシップを学びます、もともとリーダーシップとは、「成果を生みだすために他者に与える影響」ですが 、新しいリーダーシップの考え方は,その「影響力」が権限や役職だけでなく、個人の行動や他者との関係性からも生まれると考えます。そこから「権限によらないリーダーシップ」とも呼ばれます。
2-1.「リーダーシップ開発:理論とスキル」授業全体像
「リーダーシップ開発」は
- 理論とスキル(春・秋クォーター)
- 問題解決プロジェクト(夏・冬クォーター)
- 社会人へのトランジション(冬クォーター)
の三つの授業から成り立っています(別系統として「他者のリーダーシップ開発」もあります)。この授業はその最初の基本的な科目です。
この「理論とスキル」では「権限によらないリーダーシップ」の考え方 、 リーダーシップ発揮に必要な考え方の技術 、 コーチング等を、ペアワークやグループワークをとおして学びます。
二番目の「問題解決プロジェックト」では 、 グループワークを通してリーダーシップの実践を重ねます。
三番目の「社会人へのトランジション」では、実際の社会でリーダーシップを発揮することで、大学生から社会人へのトランジションを円滑に行います。
なお三つの授業を全て履修すると最も学習効果が高いため、いずれ三つとも履修することをおすすめしますが 、 まずは最初の二つ(春と夏)をセット履修することを強くお勧めします(または秋と冬をセットで)。一つには学習効果の点,二つには 、 春クオータのクラスのまま 、 クラス替えなく同じメンバーで夏クオータに進むことが理由です。
2-2.「リーダーシップ開発:理論とスキル」授業の特徴
社会だけでなく、大学生活において活用ができる
リーダーシップ開発では、質問力、フィードバックなど、グループ活動でより良い成果を出すための具体的な方法を学びます。この授業で学んだリーダーシップを実践することで、就職後はもちろんのこと、サークル活動やアルバイト、インターンシップでの課題を解決しやすくなるでしょう。
学生全員が主体の授業
学生全員が「不満を提案に変える」というマインドを持ち、学生主体で授業が進行していきます。誰もが等しく提案し行動できるという「権限によらないリーダーシップ」を、学生・TAなど運営スタッフ・そして教員全員が体現しており、全員が学び合う環境になっています。
2-3.「リーダーシップ開発:理論とスキル」授業の到達目標
授業の中で、そして生活のなかで「権限によらないリーダーシップ」を発揮し始めること。そして、人間関係をリーダーシップの観点から見直せるようになること。
2-4.「リーダーシップ開発:理論とスキル」授業計画
タイトル | 授業計画内容 | |
第1回 | イントロダクション | どうしてこの授業を選択したのか、リーダーシップとは何か等について個人ワーク、グループワーク、全体共有。 |
第2回 | 自己理解と他者理解 | エニアグラムを用いた個人ワーク、グループワーク、全体共有。 |
第3回 | 考え方の技術(1)+コーチング(1) | コーチングと論理思考について講義、個人ワーク、ペアワーク、グループワーク、全体共有。 |
第4回 | 考え方の技術(2)+コーチング(2) | コーチング・モデルと「目的をおさえる」「メカニズム」について講義、個人ワーク、ペアワーク、グループワーク、全体共有。 |
第5回 | 考え方の技術(3)+コーチング(3) | 引き続きさまざまなコーチング手法と「メカニズム」について講義、個人ワーク、ペアワーク、グループワーク、全体共有。 |
第6回 | 考え方の技術(4)+コーチング(4) | 「パワフルな質問」と「説得」について、講義、個人ワーク、ペアワーク、グループワーク、全体共有。 |
第7回 | 総合課題 | 「私のオススメ」「メタモデル」「コンセンサス・ゲーム」について、講義、個人ワーク、ペアワーク、グループワーク、全体共有。 |
第8回 | 振り返りとまとめ | 次クオータの「問題解決プロジェクト」に向けて、「理論とスキル」での学びを整理するための講義、個人ワーク、ペアワーク、グループワーク、全体共有。 |
3.リーダーシップ開発 :理論とスキル 開講スケジュール
2020年度は、春クォーターと秋クォーターでそれぞれ3回ずつ開催されます。
3-1.2020年度春クォーター
科目名 | 開講予定 | 担当教員 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 01 | 春クォーター 水5-6 | 岩城 奈津/齋藤 みずほ/日向野 幹也 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 02 | 春クォーター 水5-6 | 山原 享/日向野 幹也 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 03 | 春クォーター 水5-6 | 森 理宇子/日向野 幹也 |
3-2.2020年度秋クォーター
科目名 | 開講予定 | 担当教員 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 04 | 秋クォーター 金5-6 | 稲垣 憲治/石井 雄隆 /日向野 幹也 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 05 | 秋クォーター 金5-6 | 永禮 弘之/日向野 幹也 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 06 | 秋クォーター 金5-6 | 内藤 博之/日向野 幹也 |
4.リーダーシップ開発:理論とスキル ーカリキュラム2020年度版
「リーダーシップ開発:理論とスキル ーカリキュラム2020年度版」
「『リーダーシップ開発:理論とスキル』はどんな授業なのか?何が学べるのか?」
カリキュラムページでは本シラバスより詳細に記載しています。