早稲田大学グローバルエデュケーションセンター(GEC)リーダーシップ開発のシラバス(2021年度版)です。
1.リーダーシップ開発 :理論とスキル 科目担当者/科目名称
1-1.科目名称
2021年度の「リーダーシップ開発:理論とスキル」は同内容のカリキュラムを春クォーター4クラス(01、02、03、07)、秋クォーター3クラス(04、05、06)、合計7クラス開講します。
- リーダーシップ開発:理論とスキル 01
- リーダーシップ開発:理論とスキル 02
- リーダーシップ開発:理論とスキル 03
- リーダーシップ開発:理論とスキル 04
- リーダーシップ開発:理論とスキル 05
- リーダーシップ開発:理論とスキル 06
- リーダーシップ開発:理論とスキル 07
1-2.科目担当者氏名
科目担当者はクラスごとに異なります。「3.リーダーシップ開発開講スケジュール」を参照ください。
2.「リーダーシップ開発:理論とスキル」科目内容
この「理論とスキル」に始まる「リーダーシップ開発」シリーズでは、「リーダーとしてもっと組織の力を引き出せないか」あるいは「内向的な自分にも合ったリーダーシップがあるのではないか?」など、 リーダーシップについての切実な疑問に応えます。 学ぶのは、どんな立場にいても発揮できる、世界基準になりつつある新しいタイプのリーダーシップ。リーダーシップの理論と、その発揮に必要なスキルを学んだ上で、実践と振り返りの中で確実に使えるものにしていきます。
2-1.「リーダーシップ開発:理論とスキル」授業の背景・目的
グローバル化の進む現代では、変化に迅速に対応すること、変化を作り出すこと(イノベーション)、そして多様な価値観を持つメンバーと関わりまとめていくことが、今まで以上に求められています。
この授業では、このような時代に活躍するために必須と呼ばれるスキル「権限によらない全員発揮のリーダーシップ」を学びます。 この授業で学び身に付けたリーダーシップのスキルを、他の授業やサークル等の課外活動でも応用することで、さらに充実した大学生活を送ることができます。 また、こうした権限によらないリーダーシップを若手にも求める企業が非常に増えていますので、卒業直後から使うことができるライフ・スキルが身につくと言えます。
2-2.「リーダーシップ開発:理論とスキル」授業全体像
「リーダーシップ開発」は次の四つの科目から成り立っています。
- 理論とスキル(春・秋クォーター)
- 問題解決プロジェクト(夏・冬クォーター)
- 授業外への適用(冬クォーター)
- 社会人へのトランジション(夏クォーター)
この「理論とスキル」では「権限によらない全員発揮のリーダーシップ」の考え方、リーダーシップ発揮に必要な論理思考の技術、コミュニケーションの技術等を、レクチャーとグループワークを通して学びます。他の三つの科目いずれの受講にも「理論とスキル」受講済みであることが必要になります。
二番目の「問題解決プロジェクト」では、企業からの課題に対して提案を行うべくグループワークと振り返りを繰り返してリーダーシップの経験学習を行い、実戦で使えるリーダーシップ・スキルを身につけます。
三番目の「授業外への適用」では、部活やゼミ等授業外の機会に効果的にリーダーシップを発揮するための作戦会議を行うとともに、自ら成長していく力を高めます。
四番目の「社会人へのトランジション」では、1)キャリア選択に役立つ自己理解を深める、2)仕事の世界の現状と未来を学ぶ、3)「権限者の下でのリーダーシップ」をPDCAを回しながら学ぶことを通じて、大学生から社会人へのトランジションを円滑に行います。
四つの科目を全て履修すると最も学習効果が高いため、四つとも履修することをおすすめしますが、まずは最初の二つ(春と夏/秋と冬)をセット履修することを強くお勧めします。一つには学習効果の点、二つには、春クオータのクラスのまま、クラス替えなく同じメンバーで夏クオータに進めることが理由です。
2-3.「リーダーシップ開発:理論とスキル」授業の特徴
社会だけでなく、大学生活において活用ができる
リーダーシップ開発では、論理思考力、伝える力、質問力、フィードバックなど、グループ活動でより良い成果を出すための具体的な方法を学びます。 この授業で学んだリーダーシップを実践することで、就職後はもちろんのこと、サークル活動やアルバイト、インターンシップでの課題を解決しやすくなるでしょう。
授業そのものがモデルになっている
全てのメンバーがそれぞれの力を発揮し最大の成果を上げる「権限によらない全員発揮のリーダーシップ」を、学生・TAなど運営スタッフ・そして教員全員が体現しながらクラスを作っていきます。日々変化する状況の中でいかに組織を全員で前進させていくか、リーダーを目指す人も含めて、目の前にモデルを見ながら学ぶことができます。
2-4.「リーダーシップ開発:理論とスキル」授業の到達目標
授業の中で、そして生活のなかで「権限によらない全員発揮のリーダーシップ」を発揮し始めること。そして、人間関係をリーダーシップの観点から見直せるようになること。
事前・事後学習の内容 日常に活用できる実戦的な課題がほぼ毎週出されます。所要時間は1〜2時間/週程度。2時間は、それだけかかるというより課題にじっくり取り組んで気がついたら2時間たっていたという感じでしょう。
2-5.「リーダーシップ開発:理論とスキル」授業計画
タイトル | 授業計画内容 | |
第1回 | イントロダクション | これからのリーダーシップとは? 権限によらない全員発揮のリーダーシップを体感する |
第2回 | 自己理解/他者理解/リーダーシップコミュニケーション1 | エニアグラムを活用して自己理解と他者理解を高める コーチングの傾聴スキルを活用してコミュニケーション力を高める |
第3回 | 自分らしいリーダーシップの発見と発揮/リーダーシップコミュニケーション2 | いろいろなリーダーシップ理論を活用して自分らしいリーダーシップを発見する コーチングの質問スキルを活用してコミュニケーション力を高める |
第4回 | 的確な影響を与える技術/合意形成 | 論理思考導入 論理思考と傾聴・質問スキルを使った合意形成ディスカッション |
第5回 | メカニズム思考の活用/モチベーション | 物事や人が動くメカニズムの抽出と転用の仕方 モチベーションの理論を知る |
第6回 | 説得(巻き込み)力を高める | 論理思考で説得を高める リーダーシップ理論を活用して人を巻き込む(グループワーク) |
第7回 | 続・説得力を高める/ミニPBL | 続・論理思考で説得力を高める これまでの学びをフル活用してミニPBLに取り組む |
第8回 | まとめ | 総復習 リーダーシップ持論まとめ |
3.リーダーシップ開発 :理論とスキル 開講スケジュール
2021年度は、春クォーターと秋クォーターでそれぞれ3回ずつ開催されます。
3-1.2020年度春クォーター
科目名 | 開講予定 | 担当教員 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 01 | 春クォーター 水5-6 | 岩城 奈津/日向野 幹也 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 02 | 春クォーター 水5-6 | 山原 享/日向野 幹也 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 03 | 春クォーター 水5-6 | 森 理宇子/日向野 幹也 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 07 | 春クォーター 水5-6 | 大内 礼子/日向野 幹也 |
3-2.2020年度秋クォーター
科目名 | 開講予定 | 担当教員 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 04 | 秋クォーター 金5-6 | 齋藤 みずほ/日向野 幹也 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 05 | 秋クォーター 金5-6 | 石井 雄隆 /日向野 幹也 |
リーダーシップ開発:理論とスキル 06 | 秋クォーター 金5-6 | 内藤 博之/日向野 幹也 |