提供するのではなく、一緒に作る(リーダーシップ教育だから)

高橋俊之です。

新型コロナの感染拡大状況から、大学もオンライン授業必至となってきています。そんな経験はまだほとんどの人が持っていないですが、経験をお持ちの方々からTIPSが惜しみなく公開されていて、心強い限りですし、素晴らしいと思います。

提供するのではなく、一緒に作る(リーダーシップ教育だから)

それらを見ながら、自分たちはどのように展開するかを考えていて、一番大事にしたいと思ったのは、タイトルにあるように「こちらが全部提供してしまうのではなく、受講生たちと一緒に作っていく」ことです。
 
リーダーシップは未知の世界に挑んでいく時に特に求められます。誰も答えを知らない、不可能にも思える、そんな状況で、挑戦し、時に折れそうになりつつも、絶対に折れない。うまく行かなくて誰かのせいにしたくなっても、誰かの「それ、違うだろ」の声に、我に返って力を合わせる。そして、「何かを得た」という成功体験をすることが、これからの大きな財産になると思います。
 
もちろんそれは、運営側の準備が適当で良い、ということではありません。崖から落として上がってくるのを待っているだけなら、僕らは必要ありません。どこまでは運営側で用意し、どこは受講生たちに自力で乗り越えてくることを求めるのかを考えておくことも含めて、いろいろな準備が必要です。でも、繰り返しになりますが「全てを提供してしまわず一緒に作る」ことで、「今だからこそできるリーダーシップ教育」ができる、と思っています。

(文責:早稲田大学 グローバルエデュケーションセンター(GEC) リーダーシップ開発プログラム 副統括責任者 高橋俊之)