問題発見力が高まっている?(早稲田大学GECリーダーシップ開発:問題解決プロジェクト)

問題発見力が高まっている?|早稲田GEC:問題解決プロジェクト

今日(7/14)は早稲田GEC リーダーシップ開発:問題解決プロジェクトの中間発表でした。

今期力を入れてきた「これが実現したら本当にうれしいことを提案する」ことを学生たちが出来つつある手応えがあって、とてもうれしく感じました。

「実現したら本当にうれしいことを提案する」って見方によっては当たり前に見えますが、キャリアについて「やりたいことが見つからない」と言う人が多いのと似て、簡単ではないと思っています。問題解決以前に、問題発見が難しい。

これまでPBLの授業で多くの学生提案を見てきた中でも同様で、「それ需要あるの?」という案はもちろんのこと「斬新だけどうれしいかな?」とか「お金払うほど欲しいかな?」とか「誰を助けたいのかは分かるけど、そこ改善してもそんなにうれしくないと思うよ」というのが、テーマ決めの段階から結構多くありました。

そこで今期は、テーマ決め=「問題発見」に注目してやってきました。中間発表を聞いたり、各クラスの提案スライドを見て思ったのは、「やっぱりテーマが、それ切実!って感じだと、ぐっとひきつけられる」ということ、そして「そういうテーマの比率が高まった」ということでした。

例えば「外出していて急にトイレに行きたくなった時に、見つからない! 見つかっても空いていない!」とか、前にも書いた「奨学金はいろいろあるのに自分に合った情報にたどり着くのに大変過ぎる」とか。切実とはちょっと違うけど「どうして経路上の検索って出来ない?」というのも確かにあるあるニーズ。どこかに向かっている途中においしいご飯を食べられたら、とか思うようなニーズです。

良い提案に仕上げるには、これらの問題がなぜ解決されずにいるのか、どうしたら解決できるのかをこれから考える必要があるわけですが、まず今日のところは、「それは確かに解決したら、誰かにとって本当にうれしそうだ」というテーマを沢山見られて、本当にうれしく思いました。

そしてもう一つうれしかったのは、このためにちょっと普通と違ったやり方をしていることを提携企業のアビームコンサルティングのみなさんがよく理解して中間発表へのフィードバックをしてくださっていたことです。

教員やTACAなど運営チーム内ですら普通と違うやり方を取る時は共通認識を持って進めるのは難しいはずで、運営陣みんなの協力でそれが起きていることをうれしく思っていました。

ところが提携企業のアビームさんまで「それは市場ニーズがありそう」とか「どれだけ儲かるのか分からない」というフィードバックではなく「すごく実感が伝わった」「もっと踏み込んでどう具体的に変わるとうれしいのか考えて」といったフィードバックをしてくださっていました。正直、自分が同じ立場にあったら、忙しい中、2週間ぶりに来て「ここはちょっと違うんだったな」とか思い出せない気がします。^^;  でもそうしていただいて、学生たちに統一されたメッセージが伝わっているのではないかと思っています。

写真は、zoom参加しているチームメンバーとiPad越しに振り返りのグループワークしているチームです。ハイフレックスを保証するにはキャパが足りないので正式にやっているわけではないのですが、教室には来られないけどできる限り参加したい!という希望を受けてベストエフォート的に行っています。

(文責:モメンタム・デザイン代表、早稲田大学 グローバルエデュケーションセンター(GEC) リーダーシップ開発プログラム 副統括責任者 高橋俊之)